2020年1月19日日曜日

マンデン冬至図・北朝鮮




昨年末はクリスマスプレゼントがどうのこうの、年末までにどうのこうの、米国にプレッシャーをかけていましたが、年明け後は静かになっていますね。米国がイランのソレイマニ司令官を暗殺したため、米国の攻撃を恐れて隠れているとか、重病説が囁かれたりしています。では、少しですが北朝鮮の冬至図を見ていきましょう。

北朝鮮の冬至図





1室:天王星(おうし座)
第7室:月、火星(さそり座)
第9室:水星(いて座)、太陽、木星(やぎ座)
10室:土星、冥王星(やぎ座)、金星(みずがめ座)
12室:海王星(うお座)、

定着のT字スクエア
第7室:月、火星(さそり座)
10室:金星(みずがめ座)
     ↕ ミューチャルレセプション
第1室:天王星(おうし座)

⭐定着のT字スクエアについて
1室の天王星は最高指導者金氏の周りの変化を表しています。2017年のマンデンでも言及しましたが、今年2月から金氏の健康状態の悪化が顕著になります。習近平氏も数年前から同じ星回りで、最近その悪い運気から無事抜け出したのですが、金氏はうまく抜けられるでしょうか?習氏は健康面は何ともなかったようですが、トランプ氏から貿易戦争を吹っ掛けられたり、香港、台湾の抵抗も強く良い運気ではなかったようです。
10室に土星と冥王星があります。土星は最高指導者や最高指導機関にとっては厳しい現実を突きつけます。機能停止の状態や左遷や倒閣を意味することもあります。土星は第1室の天王星とスクエアのため、新旧の対立もあるようです。もうすでに金氏の健康がすぐれないため、以前までは粛清を恐れて帰国できなかった叔父を、後継者として帰国させたとか、正恩氏の妹の与正氏が代行を務めているなどの噂があるようです。冥王星の隣に何だか肩身が狭そうな金星がいますが、これは与正氏のことかもしれませんね。どちらにしろ、最高指導機関は指導者の交代や新旧の対立、外交問題で思うようには進まないでしょう。外交問題においては懐柔策は上手くいかず、といってもこちらが相手の条件を呑むこともできないので、水面下の工作か、不透明な交渉が続くと思われます。

⭐第9室いて座に水星があり、第12室の海王星とスクエアです。対外的には最高責任者の健康問題は当然、トップシークレットですが悟られないように、わざと壮大な要求を外交の場で突き付けて、強気を装っているようです。しかし2月になると虚勢も通じなくなるかもしれません。その頃は金正恩氏の健康状態が公になる、と私は考えています。