2020年1月15日水曜日

マンデン冬至図・米国、イラン




やっと米国まで進んできました。年末にイランと一触即発となっていましたが、どちらも戦争をしたくない、と報道されています。戦争にお金をかけることを嫌がるトランプ大統領でなかったら、大統領選挙がずっと先であれば違った形になったかもしれません。
冬至の星々は何を教えてくれるでしょう?

米国の冬至図





第2室:月(さそり座)
3室:火星(さそり座)、水星(いて座)、
第4室:太陽、木星、土星、冥王星(やぎ座)
第5室:金星(みずがめ座)
第6室:海王星(うお座)、
第8室:天王星(おうし座)

定着のT字スクエア
第2室:月(さそり座)
3室:火星(さそり座)
第5室:金星(みずがめ座)
     ↕ ミューチャルレセプション
第8室:天王星(おうし座)

⭐定着のT字スクエアについて
2室はGNPや財務、第3室は貿易、第5室は投機、第8室は国庫や税金などを示しお金に関することを各部屋が表しています。ビジネスマンのトランプ氏らしく経済に関しては力を入れています。問題点や課題があってもへこたれず攻め込んでいます。税制を変えることによって株価が上がるような仕組みを作ったのでしょうか?民意の月は税制の第8室天王星の変革に受け入れがたい抵抗感をもっています。企業側には都合のよい税制にしたのかもしれません。一般民衆にしてみれば景気がよくなり、しかも税金に不公平感が伴わなければ許容できると思いますが、理想を実行するのは難しく、不満は高まるでしょう。

⭐第3室は情報の部屋。さそり座には「秘密」というキーワードがあり、火星と第6室の「疑惑」の海王星とトリンです。ここらへんはイランとの小競り合いが関係していると思われます。国土を表す第4室と軍隊を表す第6室が損なわれていると戦争が起こる、と言われています。冬至図では4室、6室ともマレフィックな惑星が入っています。

⭐イラン情勢が悪くなる前にこのチャートをみたら、どこかの国と緊張した状況になるかも、と判断するか、自然災害に見舞われて、おまけに訳の分からない病気が流行るかも、と判断したかもしれません。第4室に「生と死」の冥王星、「試練」の土星と、それらを拡張する木星、きわめつけは太陽が「天罰がくだっても当然」と正当化していますので、これから春分まで自然災害には要注意です。

⭐IC(天底)の軸上の水星は、第6室の海王星とスクエアなのでフェイクニュースなどで正しい情報が得られにくい。あるいは政府なり、軍が真実に到達しないようにわざとガセネタを流しているのか?18日にイランがウクライナの航空機を誤射したことで、イランの民衆はソレイマニ司令官を殺した米国への怒りを自国の政府や指導者たちに方向転換しました。これって、米国が工作してない??「上官の許可を得てから攻撃するところ、上官がいなかったので攻撃してしまった」らしいけど、エージェントがいて、オペレーターをそういう気持ちに追い詰めたのではないの?民間機かどうかなぜ確認しなかったのか?

トランプ氏がイランのソレイマニ司令官の殺害承認したことについての根拠が不明確で、米国政府内でも批判をあつめているらしい。根拠を明確にしないまま殺害の承認をしたのは何故?それも真実に到達させないためのフェイク?海王星が絡んでいるので謎が多い。それを解こうとしたらなおさら、疑心暗鬼におちいってしまう。そういう可能性があるというだけ。(だって、米国ならやりそうでしょ??)参考に誤射された時のテヘランのチャートを載せておきます。



イランの冬至図

少しだけイランの冬至図を見ましょう。






第1室:土星、冥王星(やぎ座)、金星(みずがめ座)
2室:海王星(うお座)
第4室:天王星(おうし座)
10室:月、火星(さそり座)
12室:水星、太陽、木星(いて座)、

定着のT字スクエア
10室:月、火星(さそり座)
第1室: 金星(みずがめ座)
      ミューチャルレセプション
第4室:天王星(おうし座)

⭐まずは惑星がMC(天頂), IC(天底)の軸を境に左側に偏っています。右側は第4室の天王星のみ。個人のホロスコープでは左半分に惑星が偏っていると、自力で運勢を開いていくタイプ、右半分に偏っていると、他人の力を借りたり、他人の影響で運勢が開いていくタイプです。冬至図のイランは、核開発を理由に世界中から制裁を受けて頼る外国がない状態を意味しています。

⭐第12室の最高責任者の意志や権力はテロを仕掛ける気満々です。水星は秘密のメッセンジャーがいることを示します。この存在はイランにとっては敵かも。スパイですね。いて座だから国内の政敵のスパイではなく、外国のスパイですね。でもヨーロッパ系の国っぽい?

⭐第4室の反対勢力の天王星から最高権力者は攻撃を受けています。制裁により、第2室の経済も不安定で、政府のプライドとメンツで現実味のある策は打てないままなので、余計攻撃をうけることになります。

⭐イランの今年の春分図を見ると10惑星全てが左半分なので、制裁はまだ解かれず、第10室に火星、木星、冥王星、土星が入り、第12室に海王星と太陽が入ります。陰謀渦巻く中で自国でなんとかしなければならない政府は不正や腐敗が明らかになり、政権が倒されるかもしれません。みずがめ座の月の民衆はもっと自由を、と叫んでいますので。