2019年12月22日日曜日

マンデン冬至図・日本


日本の冬至のホロスコープを作ってみました。12月初旬から取り組み始めて外国のも冬至図作りましたが、日本のレポートを作成している途中で冬至を迎えてしまいました。これからは暫く1月の運勢を作成し、12月末までにはアップしたいと思います。それ以降は外国の冬至レポートを作成していきます。

では、日本の冬至レポートです。



第7室:月、火星 (さそり座)
第8室:天王星(いて座)
第9室:太陽、木星、土星、冥王星(やぎ座)
10室:金星(みずがめ座)
11室:海王星(うお座)、
12室:天王星(やぎ座)


定着のT字スクエア
第7室:月、火星(さそり座)
10室:金星(みずがめ座)
     ↕ ミューチャルレセプション
12室:天王星(おうし座)

今回の日本の冬至図で目立つのは地平線よりも上に10惑星が配置されていることです。個人のホロスコープでは地平線より上の部分は社会的な行動や姿を、地平線より下は個人としての個性や自分自身の原点を意味します。それをマンデンに応用すると、より公的な機関での働きが重要になると思われます。企業トップの判断、国の判断や国連など国際機構の判断に個人はただ見守っているだけ、という印象を受けます。個人よりも組織、組織の中でもトップの収賄や男女間のスキャンダル等がささやかれるでしょう。

⭐定着のT字スクエアについて

10室のみずがめ座の金星と第12室のおうし座の天王星は星座のお互いの守護星を交換している格好で、各々の部屋の意味を強調しています。天王星や、金星、火星、みずがめ座、第12室、さそり座 第7室、を考察すると、スパイ、ハッキング、ハニートラップ、癒着、という事象が浮かんできます。
このT字スクエアの中で、第7室の月については、私はどう考えればいいのかよくわかりません。特にさそり座の月は品位が低く、本来の月の力を発揮できない位置です。考えついたのが、月→母→大地→農業 と連想でき、第7室は他国との条約の意味もありますので、農業については密約があったり不利な条件を飲まされるのかなあ、と思います。日本が主導してきた TPP に密約があったり、日米貿易協定、日米デジタル貿易協定が来年1月に発効されて何か水面下でトラブルが起こるかもしれません。
さそり座の月、および火星とおうし座の天王星が形成するオポジションについては、やぎ座の太陽、木星、土星、冥王星で調停がなされているので対応策はありそうです。ただ、さそり座の守護星の火星の威力が強いのでおうし座の天王星とのオポジションは破壊的な威力が強いです。国土を表す第4室と軍隊を表す第6室に惑星が入っていないので、直接的な行動はないと思われますが、冬至以降、北朝鮮がICBMをまた打ち上げたりするかもしれません。天王星なので、飛翔体や人工衛星、コンピューターを表します。

⭐第7室

7室の月と火星は第11室の海王星とトリンです。火星は武器や軍隊の意味もありますので、友好国との同盟の強化や武器の供給の話があるでしょう。ここでは海王星なので、船、特に12室なので潜水艦かもしれません。何年か前にオーストラリアが日本の潜水艦を購入する話やインドが日本の飛行艇の購入の話がありましたが実現しませんでした。でも今回は具体的に話が進むかもしれません。
7室は違う見方をすれば、性を表すさそり座、深く潜在意識にまで落とされたおうし座のこだわり。それを変えようとする天王星。さそり座の月、みずがめ座の金星、どちらも女性、恋人、母親を表します。それが天王星によって損なわれています。私は天王星は「性転換」と考えます。LGBTQ  の問題が大きくとりあげられるかも、ですね。世界的にLGBTQを認めて行こうとする動きがありますが、冬至の時点では歓迎されていません。あまりに進んでしまうと国家にとっては出生率の問題も大きくなるので、軽率には進められません。しかし、冬至図では結婚の形態が変わっていくよ、というメッセ―ジとも取れます。金星、月の女性原理が損なわれているので、LGBTQの台頭で女性としての特権がはく奪されることも考えられます。時代はみずがめ座に移り久しいですが、これからは本格的なみずがめ座時代の流れの中にはいっていきます。独立独歩の時代に古めかしい女性保護の習慣が失われていくのでしょう。

⭐第8室

8室いて座の水星は第11室の海王星とスクエアで、フェイクニュースが流れやすい状態です。何に関してかと言うと、第8室なので税制や、為替、そして国外にある日本企業について。フェイクニュースや不確かな情報により、市場は相場の上下があり、安定せず、先の見通しが付きにくいでしょう。

⭐第9室

9室には太陽、木星、土星、冥王星。なんと4つの惑星が入っています。マレフィックな土星、冥王星を木星がもっとあおっている形です。4つの惑星は第12室の天王星とトリンで、改革を迫っています。第9室は司法を意味します。特にやぎ座なので古い旧体制での法律や司法システムが洗い出され、現状にそぐわないところは改正していく動きが活発になるでしょう。また、大学や研究機関について古い体制を改革しようとする大きなうねりが生まれそうです。

⭐MCと惑星

少し気になるのは、冥王星がやぎ座22度の位置にいます。そして第10室の始まりであるMC(天頂)がやぎ座23度でほぼ、冥王星と重なっています。カスプ(部屋の境界線)の前5度ぐらいの惑星は次のハウスにも影響を与えるので、冬至の冥王星は第10室にも影響を及ぼします。また、土星はやぎ座20度でMC3度差なので、土星も第10室に影響を及ぼします。思い出していただきたいのは2016年の韓国の冬至図MC上に天王星がありました。2016年の秋から朴槿恵大統領の政治スキャンダルが発覚し、129日に弾劾訴追され、翌2017310日憲法裁判所にて罷免宣言を受け失脚しました。MCASN等軸上に惑星があるとそのハウスが強い影響を受けます。この場合は天王星なので、民衆のパワーが青瓦台を転覆させたと言えます。日本は冥王星と土星です。土星も秩序を乱すものに改革を迫ります。そして冥王星はテーマが「死と再生」なのでそれこそ革命でもおこりそうな勢いの惑星です。日本の冬至図は軸上ではありませんが、最近の政府のスキャンダル、桜を見る会や、秋元議員のIR疑惑でますます窮地に追い込まれそうです。在任期間歴代最長となった安倍首相ですが、終わりの始まりが見えてきたように思います。しかし、来年の春分図は第10室おうし座に天王星、金星があり、第6室やぎ座に冥王星、木星、火星があり、トリンとなっています。非常に保守色が強いですね。火星、金星は威力が強く、天王星、木星は力を発揮できない場所にいます。来年の春以降は本格的に日本の安全保障について議論がなされていくでしょう。変革の天王星が第10室にありますが、力は弱いので安倍政権が続いている可能性が高そうです。もし変わっていても保守系の政権になりそうです。

⭐第11室

11室の海王星は問題のある貿易や司法、条約や外交の問題点の解決ビジョンを提示しますが、議論を出し尽くして白黒つけたというよりも、ムードとして、何となく終結した、という不透明さが残るでしょう。また、外国への投資、外国の企業、社会保障等で不正の疑惑が発覚するでしょう。