2018年6月23日土曜日

マンデン夏至図・日本



日本の夏至のホロスコープを作ってみました。




第1室:土星(やぎ座)、冥王星(やぎ座)、火星(みずがめ座)
第2室:海王星(うお座)
第4室:天王星(おうし座)
第6室:太陽(かに座)
第7室:水星(かに座)、金星(しし座)
第9室:月(てんびん座)
第10室:木星

定着のグランドクロス
第1室:火星(みずがめ座)
第4室:天王星(おうし座)
第7室:金星(しし座)
第10室:木星(さそり座)

運動のT字スクエア
第1室:土星(やぎ座)、冥王星(やぎ座)
第6室:太陽(かに座)
第7室:水星(かに座)
第9室:月(てんびん座)

水のグランドトリン
第2室:海王星(うお座)
第6室:太陽(かに座)
第7室:水星(かに座)
第10室:木星(さそり座)

盛りだくさんなアスペクトです。まず、地平線上がやぎ座とかに座で運動サインです。夏至から秋分の間までは世間は思い切った方向に動いていきます。しかし、定着のグランドクロスもあるため、既成概念を打ち破るのは相当むずかしく、一筋縄ではいきません。T字スクエアはそういう時に力を発揮できるアスペクトで粘り強く行動すれば、成功に導かれるでしょう。

また、このホロスコープで私の目を引いたのが、T字スクエアの月がカルミネートしていること。(頂点の近くに位置していること)しかもてんびん座です。てんびん座は12星座の中で初めて他人を意識した星座で、大人としての振る舞いが要求される星座です。月は私情を表しますが、自分のことばかり考えず、バランスがとれた感情を持つように、と教えています。

世論を表す太陽はかに座にあり非常に保守的です。第1室やぎ座の土星と冥王星は権力者や支配者だと思いますが、これらは太陽とにらみ合う形になっています。思い浮かぶのはパワハラ、セクハラの問題です。古い日本の慣習では、上下関係がはっきりしていて、権力者からのパワハラやセクハラはいたるところにありました。加害者は古い考え方を当たり前のことと考え、悪いことと思っていないのでしょう。ただ、世論は被害者の心情をあまりに保護しすぎると問題の解決にはならない場合もあります。当事者と第三者が偏った考えをすてないと根本的な解決はならないでしょう。

それに水のグランドトリンがあります。水は感情の星座。バランスの良いグランドトリンですが、木星や海王星が入っているので、感情を必要以上にあおったり、暴走させる可能性を否定できません。秋分までは感情を揺さぶられる出来事が多く起こると思われますが、感情に任せず、ムードに流されず、大人の対応が求められます。

夏至の太陽が6室にあります。6室は軍事の部屋でもありますが、もともとは労働の部屋で国会で話し合われている働き方改革とリンクしているでしょう。日本人は働くのが好きです。より効率的な仕事をするため、サービス残業をなくそうと制度を考えていますが、太陽の新体制と土星、冥王星の旧体制がにらみ合っています。これに風穴を開けられるのは改革の天王星だけですが、おうし座にあって、土星、冥王星とトリン関係。国会では議論を重ねていますが、今期法案が通るとしてもソフトランディングで、政府側が対案を取り入れる折衷案になるかも。

火星と金星の180度はどちらも次の部屋の影響を強く受けています。1室と7室は日本と相手国、2室と8室は自国の財政と外国との経済関係を意味します。身近なところで色々なものが値上がりがしてきたな、と感じませんか?安倍内閣になってからインフレ政策を行っていますが確かに色々値上がりします。でも収入は微増でしょうか? 私の収入は全然増えていなくて困ってるんですが・・・。4室へのハードアスペクトは自然災害が起こり易いのですが、おうし座は「土」の星座で地震を連想できます。アメリカの関税の件や、経済政策の面ではまだまだ解決とはいかないでしょう。

政府の経済政策は物価を上げて、収入を上げて、円安にする、です。10室さそり座の木星を頂点にインフレの海王星、通商の水星とグランドトリンがそれを表しています。形の上では整っているようですが、グランドクロスもあるため、庶民にはその恩恵が届いていないようです。

9室の月を頂点とするT字スクエアは、今、巷で話題によく上る大学の問題を連想させます。9室は高等教育で大学を表します。今年の11月、木星がいて座に入りますのでその時に旧体制の大学組織や、学問への補助金の問題など本格的にメスがはいるのではないでしょうか。

次は月末までに7月の運勢を作成します。外国の夏至図はその後でやります。

今、久しぶりに余震ありました。やだな~。