2018年6月20日水曜日

北大阪地震について



この地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
私も当該地域に住んでいますが、おかげさまで大した被害はありませんでした。

Ring of Fire と呼ばれる太平洋上で地震や火山の噴火が続いています。科学的にも地震活動が活発化していることは何年も前から言われていますが、星占いでも大きな惑星が動く今年や2020年、2023年は地震などは要注意です。日ごろから災害があることを想定して準備してくださいね。私は今年の春に少し準備しましたが、不十分であることを今、身をもって体験しています。

夏至図の前に18日に起こった地震についてチャートを作ってみました。





第1室:月(しし座)
第4室:木星(さそり座)
第5室:土星(やぎ座)
第6室:冥王星(やぎ座)
第7室:火星(みずがめ座)
第8室:海王星(うお座)
第10室:天王星(おうし座)
第11室:太陽(ふたご座)
第12室:水星(かに座)、金星(しし座)

何も知らない状態でこのチャートを見て、地震が起きるとは私には判断ができませんでした。ただ天王星と火星が90度の角度なので突発的な事故や事件が起こり易い、とは言えます。

そして、秘密が支配する12室の金星、社会の10室の天王星、契約の7室の火星、そして国土の4室木星がグランドクロスになっています。このグランドクロスが地震のキーワードになるのでしょう。保護の木星の対面に天王星があるのが大きな引き金ですね。結界が破られた状態です。(通常の星占いなら、天王星おうし座1度、木星さそり座14度であれば、180度のアスペクトは取りません。でも、社会占星術のマンデンでは角度関係なくアスペクトをとります。)

このグランドクロスは定着サインで忍耐や持久力の星座です。通勤、通学途中で被災し、電車、飛行機など交通網がすべてストップしたので、交通の再開までじっと10時間以上も待った人がほとんどと思います。星は忍耐と持久力を私たちに要求しましたが、天王星があるため古くなった慣習は打ち捨てるように警告しているようにも思います。関西では阪神大震災から20年以上過ぎて、若い人は大きな地震の経験がないし、私たちの年代も遠い昔のことになっています。天王星はここでもう一度日常の中に災害のことを考えて行動するように、準備を怠りなく、と教えてくれています。それは国や自治体、企業、もちろん個人に対しても。

西の地平線に沈みゆくみずがめ座の火星が、地下の水道管の破裂を連想させます。5室の土星と12室の水星の180度が、生産性と流通、交通の麻痺を表していますが、6室の冥王星が社会に従属させられてはいるものの、規律を守る日本人という民族の特性をにじませています。

一方グランドトリンもあります。12室かに座の水星、4室さそり座の木星、8室、うお座の海王星で水のグランドトリン。これはグランドトリンでよかった。水星や海王星、木星がT字スクエアならデマや情報の錯そうで大混乱に陥っていたでしょう。
悪質なデマはありましたが、バランスのとれたグランドトリンであったため、利己的な感情で動かず、良心に従って行動した人が多かったのでしょう。今回は津波がなかったこと、大規模な火災、列車の事故や高速道路の寸断などがなかったのが不幸中の幸いだと思います。でも次はわかりません。今回の教訓を活かし、個人ができることから初めていくことが重要だと思います。

そろそろ7月の運勢にとりかかります。その前に日本の夏至図を、来週までにはアップしたいです。