2017年2月22日水曜日

マンデン春分図・米国



では、外国の春分図をさらりと行きましょう。
まずは米国が面白い。

惑星の配置
第1室 ・・・ 海王星(うお座)、太陽、水星、金星、天王星(おひつじ座)
第2室 ・・・ 火星(おうし座)、天王星(おひつじ座)
第7室 ・・・ 木星(てんびん座)
第10室 ・・ 月、土星(いて座)
第11室 ・・ 冥王星(やぎ座)

天王星、木星、冥王星のT字スクエアの配置
180度 ・・・ 第1室 天王星(おひつじ座)、第7室 木星(てんびん座)
それらに対して90度 ・・・ 第11室 冥王星(やぎ座)







まず1室に5つの惑星がひしめいています。
米国のアイデンティティが心情的にも思想的にも揺れています。移民を無条件に受け入れてきた米国がトランプ大統領になって受け入れ拒否しています。大統領の部屋10室の土星と月が1室の天王星の変化を促しています。しかし7室同盟国は、ここはてんびん座なのでヨーロッパと思われますが、木星で圧力をかけ、対立をしています。米国国民は反発するものもあれば大統領に同調するものもあります。海王星のフェイクが今でもトランプ大統領を支持する、と言えない風潮があることを物語っています。

2室おうし座の火星が貿易や金融政策などを精力的に行うことを示していますが、この位置の火星は品位が低くあまり力を発揮できません。大統領の思うようには、なかなか進まないでしょう。

1室、7室、11室のT字スクエアですが、新大統領のトランプさんにとって外交は非常に難しい問題です。国民に非難されるような外交や喝采される外交もあるでしょう。米国を2分するような動きになるかもしれません。それだけでなく、外国からも非難される外交を続けるでしょう。11室は地方自治体や市民団体も表しますのでトランプ大統領の移民停止問題で各地方の移民の市民団体とは深い溝を作ってしまいそうです。大統領の部屋10室の土星は頑固で途中であきらめたりしません。寄り添っている月はトランプ大統領の人気がラストベルトの人たちだけでなく、分別や権威のある人たちにも広がっていることを示します。

興味深い話があります。米国大統領には「テカムセの呪い」があります。20年おきに選ばれた大統領が任期中に死亡するという伝説です。星占いではグランドコンジャンクションという、木星と土星が重なる年に選ばれた米国大統領は暗殺される、という解釈があります。これは「テカムセの呪い」と全く同じ時期になります。リンカーンしかり、ケネディ、しかり。レーガン大統領もその一人ですが、暗殺未遂に終わりました。

もし、トランプさんが2020年大統領選挙で選ばれればそれに当たります。そして2020年には土星、木星がやぎ座におりグランドコンジャンクションを形成します。

トランプさんが2期務めるとはおもえませんが・・・。

そしてもう一つは今年8月21日北アメリカで起こる皆既日蝕です。北アメリカ大陸横断ですよ・・・。真っ二つに太陽が大陸を横断していくのです。こちらをクリックすると当日の太陽の運行図があります → NASAのHP

日本では2009年沖縄で皆既日蝕があり、その年、政権交代で民主党(現民進党)が政権をとりました。当時の鳩山総理が沖縄の基地を県外に持って行くと啖呵を切りましたが、全く無理で、今でももめています。それからすったもんだで2012年九州から関東にかけて金環日蝕があり、その年、自民党が政権を奪還しました。

米国ではリンカーンとケネディ大統領の暗殺の前に皆既日蝕がありました。

今年の8月の日蝕の後、トランプ大統領が辞任したり、米国が二つに分かれるような(スコットランド独立のような)ことがあるかもしれません。