ウクライナの戦争が長期戦になってきましたが、ロシアは兵力を整え、まだまだ手を引こうとしません。春分図はウクライナとほとんど変わりはなく、始源図もつかいましたが、難しいですね。内容が薄くてありきたりになりましたが、なんとかまとめてみました。
【春分図】
第2室:月(てんびん座)
第4室:冥王星(やぎ座)
第5室:火星、金星、土星(みずがめ座)
第6室:水星、木星、海王星(うお座)
第7室:太陽(おひつじ座)
第8室:天王星(おうし座)
次はロシアの始源図です。ソビエト崩壊後のロシア連邦憲法施行日を使いました。時間はわからないので12時にしています。
【ロシア始源図】
第2室:月(おうし座)
第7室:木星(さそり座)
第8室:冥王星(さそり座)
第10室:金星(いて座)、水星、太陽、火星(やぎ座)
第11室:海王星、天王星(やぎ座)
第12室:土星(みずがめ座)
では、プーチン大統領。こちらも時間が判らないのでお昼の12時のチャートです。ハウスは正確ではありません。
【プーチン大統領】
第1室:火星(いて座)
第6室:木星(おうし座)
第7室:月(ふたご座)
第8室:天王星(かに座)
第9室:冥王星(しし座)
第10室:太陽、土星、海王星、水星(てんびん座)
第11室:金星(さそり座)
まず、今年のロシアの四季図は春、夏、冬と第1室がてんびん座で、運動星座のため物事がよく動く年で、プーチン大統領もてんびん座なので色々と大変なはず。そして5月11日から10月28日まではてんびん座の対面、おひつじ座に木星が入ってきます。これは国の内外に抵抗する勢力があらわれてくるのでしょう。5月半ば以降は戦争の状況がロシア有利でもプーチン大統領に対して何らかの圧力がかけられるでしょう。楽観的に考えていては足元をすくわれます。
第2室の月は経済の不安定さを示しています。西側の企業が撤退していき、ルーブルも使えなくなっていますが天然ガスの取引をルーブルでないと決済しない、とか、西側の企業撤退後、その施設をこっそり使って商売を続けていたり第5室のみずがめ座の金星や土星とアスペクトを持っていてロシア民族の粘り強さ、打たれ強さを感じます。月は第4室の民族の魂、やぎ座の冥王星もリンクして底知れない忍耐強さを湧き起こしています。
春分図では太陽がほぼ第7室の軸上にあります。西側諸国から経済制裁を食らっても協力してくれる友好国が強調されています。とにかく、今の状況ではロシアの浮沈は友好国との外交しだい。プーチン大統領は友好国から協力の約束を取り付けていくのに忙しいでしょう。しかし、ロシアの東の隣国は見返りに何をもらうのでしょうか?東の隣国はロシアがもしもの時には、浸食する皮算用はできているだろうし、ロシアも危険な取引はわかっているはずです。二つの国が協調しても、ロシアが沈んで東の隣国が漁夫の利を得ても、空恐ろしさを感じます。
ロシアの始源図のプログレスは
太陽:みずがめ座3度
月:ふたご座12度
これに加えてプーチン大統領のネータル
太陽:てんびん座13度
月:ふたご座4度
プーチン大統領のプログレス
太陽:いて座24度
月:いて座15度
図がないのでわかりにくいかと思いますが、ロシア始源図のプログレス、プーチン大統領のネータルとプログレス、それぞれの太陽、月のアスペクトがゆるいカイト(グランドトリン+オポジション)になっています。ロシアにとっては好機にはちがいありません。プーチン大統領の野望は、武力を使わずに平和的な手段で進めてもうまくいったのでは、と思いますが武力を使わずにはいられなかったのでしょう。クリミアの時がうまくいったので、油断していたのでしょう。ウクライナは世界を巻き込んで西側の味方を取りつけています。多くの国を敵に回してしまいましたが、ロシアは慎重に進めればまだ挽回できる星まわりです。木星がおひつじ座に入ってプーチン大統領の太陽とオポジションとなった時、プーチン大統領が短気を起こさず、挑発にのらずに平和的な選択を見つけてほしいものです。