2022年4月9日土曜日

マンデン春分図・ウクライナ

もう1か月以上も戦争が続いてしまって悲惨なことになっています。ウクライナに一日も早く平和な日々が戻りますように。

4月の運勢の前書きの部分でゼレンスキー大統領の運勢に触れていましたが、大統領の誕生日を間違って占っていましたので記述の部分を削除しました。こちらで正しい誕生日で占い直します。大変申し訳ありませんでした。m(_ _)m

ウクライナはロシアの隣なので、ほとんどホロスコープは変わりません。

入室している惑星はロシアもウクライナも変わりませんが、ウクライナでは、冥王星が第5室の軸と非常に近いところにあり、一方ロシアは太陽が第7室のほぼ軸上に位置しています。そこがポイントともいえるのでしょう。

【春分図】

第2室:月(てんびん座)

第4室:冥王星(やぎ座)

第5室:火星、金星、土星(みずがめ座)

第6室:水星、木星、海王星(うお座)

第7室:太陽(おひつじ座)

第8室:天王星(おうし座)


また、ウクライナの始源図も見てみましょう。

ソビエト連邦崩壊時ウクライナは、1991年8月24日に独立宣言をしました。この日にちを使います。時間はわからないのでお昼12時で設定しました。ですので、ハウス(室)は正確ではありません。

【始源図】

第1室:冥王星(さそり座)

第3室:天王星、海王星(やぎ座)、土星(みずがめ座)

第4室:月(みずがめ座)

第10室:木星、水星、金星(しし座)、太陽(おとめ座)

第11室:火星(おとめ座)


ゼレンスキー大統領1978年1月25日生まれ、時間はわからないので12時設定です。こちらもハウスは正確ではありません。

【ゼレンスキー大統領】

第2室:木星 逆行(ふたご座)

第4室:火星(逆行しし座)

第5室:月、土星 逆行(しし座)

第6室:冥王星 逆行(てんびん座)

第7室:天王星(さそり座)

第8室:海王星(いて座)

第9室:水星(やぎ座)

第10室:太陽、金星(みずがめ座)


ウクライナの始源図を見ると、ウクライナはおとめ座なんですね。おとめ座はギリシャ神話の女神デメテルとその娘コレ(ペルセフォネ)の神話と紐づけられています。デメテルは農耕の女神で手に麦の穂を持っていて、(まさにウクライナはロシアと並んで世界有数の小麦の生産地です!)そして、デメテルの娘コレはハデス(プルート)に略奪され、地下世界の女王ペルセフォネとして生きることになります。始源図では冥王星(プルート)はちゃんとさそり座(地下世界)にいます。すごく因縁を感じるホロスコープです。プルートは地下世界を、女性性と男性性を融合させ完全なものにするためにコレを欲しました。ロシアにとってもキーウは西側との緩衝地帯として必要、そしてロシア人精神の原点とも言える大切な場所なんだそうです。神話では、デメテルはハデスの蛮行に怒り農作物を育てることを放棄しました。困ったゼウスが、コレは1年の3分の1だけ地下世界で生活し、残りの3分の2を地上のデメテルの元で暮らすこと、を提案しそれで一件落着となりましたが、コレが地下世界にいる間は作物が育たない冬がやってくることになりました。ウクライナがロシアの手に落ちたら、ずっと冬がやってくる、とギリシャ神話はいっているのかもしれません!?


始源図のプログレスは太陽がてんびん座0度、月がうお座28度(4月の位置)。おとめ座の太陽の真向かいにプログレスの月があり、運勢的には良くない位置ですね。ただプログレスの月は、6月にはおひつじ座に入るので、その時点では戦争は収まっていると思われます。が、ウクライナの秋分図と冬至図は悪そうです。また、ゼレンスキー大統領のプログレスの太陽がうお座18度で始源図の太陽と真向かいになるので、当分は大統領が火だねになっている形ですね。


さて、春分図ですが、てんびん座29度の月が第4室の冥王星とスクエアで破壊された生命、国土、財産を目の前にして感情を押し殺して、俯瞰的な目で物事を見ようとする人々の冷静さを感じます。怒り狂いたい気持ちを抑えるのに必死ですが、感情的になっても何も解決しないことを彼らは知ってします。(戦後生まれの私がこんな簡単な文章で表現するには身の程知らずもいいところで、当事者の方々はどんなにか辛い思いをされているのか。)こんな理不尽な戦争が起こっている事実を伝えられる手段を持つ人は発信していきます。第5室は投機や出産率、穀物などの生産高を見るところですが、国内経済の第2室の月、貿易など、海外との経済を意味する第8室にある天王星とT字スクエアを組み、特に、天王星、土星、火星とのマレフィックな惑星のパワーが強大。農業、工業など経済面は打撃を受けて、友好国の援助を受けるしかない状況ですが、第5室の金星は第8室の天王星とスクエアながら、ミューチャルレセプションなので、自国で調達できる食料や物品も活用できそう。無くすものもあれば、生まれてくるものもある。英知が生産の助けとなります。軍事の第6室はうお座で、守護星の海王星、木星が入っています。戦況についてはフェイクニュースやプロパガンダで、真実がぼやけてしまいます。海王星は目に見えない物を意味しますので、化学兵器の使用が懸念されます。第7室は協力体制で、大統領は友好国や国連での演説を重ね協力を仰いでいます。


ゼレンスキー大統領ですが、太陽に金星がぴったりくっついています。間違えたホロスコープでは太陽が水星と天王星にはさまれてくっついたいたのですが。これで印象はガラリと変わりました。彼はある程度周りと強調、調整して物事を進めていける人です。金星は彼に協力者がいることを示します。そして月がしし座で野心家、リーダータイプの人間です。その月はいて座の海王星とトリンで、非常に魅力的な人物です。リーダーシップを発揮して、その強さや明るさ、見識の高さで大衆を味方にできる魅力の持ち主です。たぶん、俳優業や監督業もこの魅力があってのことでしょう。みずがめ座なのでフレンドリーですが、独創的で意に沿わないものに対しては反抗的です。逆行の惑星を4つもっていて一匹オオカミ的なところがありますが、彼の政治家としての行動は、たぶん良いブレーンがいるのだと思われます。


戦争が起こるのは色々な問題が複雑に絡まっているからだとは思いますが、どこの国でも、こんな殺し合いがもう起こらないでほしいと願っています。