2017年7月20日木曜日

マンデン夏至図・北朝鮮



今回は北朝鮮を先にやって見ましょう。










見てみるとかなり激しいホロスコープです。まず、北朝鮮の夏至図の特徴は、12個ある部屋のうち惑星が入っている部屋が8部屋でかなりバラけて配置されています。良いことも悪いことも注目されるべき案件が多いということです。また、部屋の境目(カスプ)の上に惑星が乗っかっています。(これはその部屋で起こる事柄が強調されます。)それが6室の海王星と10室の火星。6室は警察や軍隊の部屋。10室は国家元首の部屋。何やらきな臭いです。韓国の昨年の冬至図は確か10室のカスプ上に天王星があり、朴大統領は弾劾訴追され、失職しました。)6室と10室では何かありそうです。何か・・・。

後は他国でもあるグランドクロス、T字スクエア。それが国によって入る部屋が違ってくるので解釈がことなります。

第1室 ・・・ 木星(てんびん座)
第3室 ・・・ 土星(いて座)
第4室 ・・・ 冥王星(やぎ座)
第6室 ・・・ 海王星(うお座)
第7室 ・・・ 天王星(おひつじ座)、
第8室 ・・・ 金星(おうし座)、月(おうし座)
第9室 ・・・ 水星(ふたご座)、太陽(かに座)
第10室 ・・ 火星(かに座)

運動サインのグランドクロス
第1室 ・・・ 木星(てんびん座)
第4室 ・・・ 冥王星(やぎ座)
第7室 ・・・ 天王星(おひつじ座)
第4室 ・・・ 太陽、火星(かに座)

変通サインのT字スクエア
180度 ・・・・・・・・・ 第3室土星(いて座)、第9室水星(ふたご座)
上述に対しての90度 ・・・ 第6室海王星(うお座)

カスプ上の惑星
第6室 うお座13度45分 → 海王星 うお座14度15分
第10室かに座10度37分 → 火星  かに座10度54分

まず1室から。ここは主権者の部屋なので、金正恩総書記のことを表します。木星で勢いづいています。しかし、グランドクロスの一角をなしているので冥王星、火星、天王星により尋常でない緊張状態にあります。冥王星、火星はさそり座の守護星。オールオアナッシングで「生か死か」。天王星は革命。外国から命を狙われているとひしひしと感じているでしょう。

3室は土星。土星は対面の水星と180度、そして6室の海王星と90度のT字スクエア。言論弾圧と欺瞞。金総書記を神と崇める政策をより強く義務化していくのでしょう。6室はもともと義務の意味があり、国民の自由をより束縛していきます。

4室は国土を表します。今まで何度も書いていますが、4室と6室が損なわれていると戦争に発展すると言われていますが、今回は特に4室は冥王星が、6室には海王星がはいっています。冥王星→ブルート→プルトニウム。海王星→ウラヌス→ウラン。どちらも原爆の材料です。4室に冥王星が入る、ということは戦争が起こって領土を荒らされる、という意味にとれます。あるいは核兵器の実験を重ねるか。領土が荒らされるというのは、核実験によって自国の領地を汚染する、ということになるかもしれません。戦争ではなく、自然災害が発生することも考えられますが、その場合、被害は甚大となるでしょう。

6室の海王星は10室の火星とはトリンで吉相なのですが、ひねくれた解釈をすれば軍部のクーデターや反乱があるかな、と思います。海王星は裏切りの惑星ですし。別の解釈では生物兵器を使用したり、それを使ってテロを企てたりするかもしれません。

8室は外国との借款を意味しますが、金星と月が入っているので非常に金回りがよくなっています。北朝鮮は武器をイランに売っているという話がありますが、そういった収入か、あるいは頻繁にテストしているミサイルの研究費は外国の発注主が都合しているのかもしれません。8室はおうし座ですが、これが発注主かもしれません。でも、ピンとこないなあ。
牛はヒンズー教で、インドがお金都合しているようには思えないしなあ。おうし座→エウロペ→ヨーロッパ、ヨーロッパと言ってもいささか広うござんす。どこかわからない。イランか中国かロシアが怪しいんだけど・・・。おうし座のイメージではない・・・。

10室、最高権力者の部屋、の火星ですが、この位置の火星は威力が弱い。軍隊の統括や命令など的確な判断や決断を誤る場合があるでしょう。

この時期北朝鮮は非常に危うい状態です。特に金正恩総書記個人のホロスコープでは、自身の太陽の上に冥王星が重なっています。今は何でもできる時期ですが、何年かして冥王星が離れると、持っていたものすべてを失う可能性もあり、不穏な先行きです。今思えば冥王星が太陽と重なっているので兄を殺す気持ちになったのでしょう。そうして得たものは同じようにして失ってしまうのです。冥王星のオールオアナッシング、「さそりの毒は後できく~のよ~」。